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Live in the Buring House !

"It's a big decision, how one prefers to die."

覚え続けていること、思い出せること、思い出せもしないこと


閉校にあたって


 この文章を書くことを快諾したのはいいものの、とんと筆が動かなかった。煩雑な日常にあって、中学時代のことを思い出すには、今や時間が経ち過ぎていたからかもしれない。上京後の私の手元には、卒業文集も卒業写真もない。困り果てて、「xx 〇〇」で検索をかけてみたところ、〇〇中学校のブログというものが出てきた。そこには、昔と然程変わらない二〇一二年の〇〇の日常が綴られていた。
 変わらない校舎に変わらないエンジ色の体操着。あの合唱コンクール、あの花壇の手入れ。主将を務めた剣道部のこと、数々の試合、先生のこと、友達のこと。体育館と卓球場をつなぐあの渡り廊下に、剣道の防具を置いていたことを思い出す。妙に古く、埃っぽくて、雨の日には暗く、湿る。そして、あの匂い。記憶の隅に追いやられて思い出せなかった様々な子細、その手触りが今ここに具体性をもって蘇ったような気がした。いつの間にか牛乳瓶は廃止されてしまったのだろうか。
 △△小も〇〇も、それだけではない、様々がなくなってしまった。思い出が霞んでしまう前に、ささやかながら、この文章が誰かの思い出を呼び起こすものとなることを祈る。


  二〇〇三年卒業  ようかん